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ベニヤック 強制終了 [カヤック]

人間、年齢を重ねると色々と変化があるものです

性格が穏やかになったり、逆に頑固になったり、あるいは涙もろくなったり
夜中にトイレ行きたくなって目が覚めたり、そのくせ朝が早くなったり
はたまた、数人集まると必ず薬の話か病気の話になったり(笑)

自分もついこの間久々に号泣しました。。。

仕事を終え帰宅すると、真っ先に冷蔵庫をあけ水分補給するのが毎日のルーティーンなんですが、この前の土曜日もそう、いつもと変わらないはずでした

いつもと同じように冷蔵庫を開けると、いつもは無い1ℓのステンボトルが
前日に消費しきれなかった物をボトルごと放り込んでおいたのでした
迷わずそいつを掴んで、、、、と、ここまでは良かったんですが、指紋が浅くなり物を掴み辛くなっている自分の手、スルっと手をくぐりぬけたボトルは地球の中心に吸い寄せられていきました
「させるかっ!!」 とばかりに先回りした手は掴み取るどころか逆にボトルを上にカチ上げる結果に
自由落下に回転運動を付与されたボトルは狙っていたかのように左足の薬指にメガヒット!!

「△@※<>POj※402p3ふじこっ!」  と、絶叫し遠のいていく意識
完全に涙腺崩壊しました(笑)

「ボトルの分際で、ンナロー!」と、ぶっ潰してやりたい気分に駆られましたが、そこは大人の自分、ぎゅーっと握り締めるだけで勘弁してやりました


で、紫色に彩色された薬指を気にしつつ、本日も支笏湖へ繰り出しました with ベニヤック

今日はほとんど出艇する事の無いポロピナイへ
温泉街まで岸よりをノンビリと、往復4時間くらいかけて漕ぐ予定でしたがコンディションはイマイチ
程なくして合流したnrちゃん、本日はアリュート380です
黙って波間を漂っていても沈するとは到底思えないほど安定性のあるアリュートですが、やはり漕ぐのは辛そうです
対してベニヤック、1次安定性はソコソコあるものの、常に沖からの波に注意を払っています
漕いでいる分には沈の危険性はあまり感じません
コックピットが浸水してしまうような波も出始めているので遠出は諦め近場をチョロチョロと漕ぎ、程なく上陸しエネルギー補給を
湖面状況はジワジワと悪くなり、先程までTシャツ1枚で漕いでいたのになんだか寒いです
上に長袖ラッシュガード+ドライトップを着込みもう少し先まで足を延ばすことに
アリュートは相変わらず辛そうでしたが、ベニヤックはスイスイ進みます
調子こいて波に突っ込むようにパドリングをし遊んでいました
カヤックが波で持ち上げられ、その後下がった時に何度かスターン部で波を叩く感じに
何度か繰り返しているうちに後ろから変な感触が
足元を見ると水が流れ込んできています
nrちゃんに 「ヤバイ 浸水だ」 と声をかけ 猛ダッシュで岸を目指しましたがあっという間に転覆
スターン部はちぎれて分離しています
パドルを放すことなく、落ち着いて沈脱はできたものの独りではどうしようもありません
アリュートに片手で掴まり、もう片方の手で自分の船体を掴んだ状態で岸まで引っ張ってもらいました
自身も全力でバタ足してたんですが、猛烈に重かったようです
波間を漂っていたスターン部は試乗会を開催していたモンベルの関係者様が捕獲、岸まで引っ張ってきてくれました

1474783566150.jpg

その後2分割された船体の、大きな方はアリュートで曳航、もう1つは自分で担いで徒歩で車まで戻りました

ベニヤックのシーズンはこれにて強制終了
今後コイツをどうするかはまだ決めていません

それよりも思ったのは、今回はたまたま幸運が重なり笑い話で済んでいる事だ
nrちゃんが近くにいた事
他のカヤッカーと同方向に漕いでいたので、手を貸してもらえた事
たまたま数分前にドライウェアを着込んだ事
夏場のシュノーケリングに伴い、水深のある所での船からの入水・再乗艇の経験があった事
その他にも色々ある
もしこれが前回の野営時の、真っ暗な中で、しかも伴走者が離れている状況だったらと思うとゾッとする

自身が気をつけるのはもちろん、他の人に忍び寄る危険にもいち早く気が付けるようにならないとなぁ と痛感した一日でした

あ~、楽しくて良い経験だった!
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